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垂直機と水平機

織りたい絨毯の寸法に合わせて、枠を用意しますが、横枠はスペースをとります。また、織り手は枠の上にしゃがむ必要があるため、腰や目が痛くなります。しかし、水平のフレームを準備して設置するのは簡単です。

一方、一般的に、垂直織機には占有スペースが少ないなど、水平織機よりも多くの利点があり、操作性が向上し、織り手は背中や目の不快感を軽減することができます。イランのほとんどの地域で垂直機が使用されています。しかし、サハラ砂漠のトルクメン地域やガシュガイ族は、古い習慣に従って、今でも垂直機よりも水平機を使用しています。

 

トルクメン・サハラ地域やガシュガイ地域では、古代から今日に至るまで、水平機は地面に寝かせて使用されています。トルクメン語では「ゴラマ」と呼ばれます。 これは木製で、主梁と下梁の2本と左右の梁をくさびで連結した架台装置です。または、この場合、ボルトとナットによって互いが接続されており、製織中にをひねることで、経糸を緩めたり締めたりすることができます。機を設置するときは、梁を互いに接続するときに、カーペットが曲がったりしないように、梁の角度が正しいように注意する必要があります。

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